現車ECUセッティング,FIチューニング
現車ECUセッティング
現車ECUセッティング、FIチューニングの主な目的は、
メインECUチューニング、サブコン(パワーコマンダー、BAZZAZ等)を用いて
・ライダー個々に合わせて乗りやすいバイクにする
という事です。
まず行う一つセッティングに空燃比のセッティングがあります。
空燃費とはガソリンと空気の割合で、
この数字を理想の状態にして行くほど
アクセルワークに対してきちんとエンジン回転数がついてきて
「乗りやすい」状態になります。
またエンジンに対しても一番良い状態で走る事になるので、
結果バイクを長持ちさせる事ができます。
最近のインジェクション車のセッティングに関してですが、
環境問題の面からどうしても「ガソリンの少ない=薄い」状態になりがちです。
上のブルーラインがセッティング前、
下のレッドラインがセッティング後になります。
赤の破線がターゲットの「13」という数値ですが
ブルーラインを見ると14越えというかなり薄く良くない状況です。
(このMAPはディーラーがマフラーに合わせたMAPとの事で
書き換えていたものになります。)
さらにマフラーを交換してより薄い状態になって
エンジンが焼けてしまう車種もあるので、
特に最近のマフラー交換されたバイクは
一度パワーチェックで空燃費だけでも測る事をおススメします。
「ECUセッティング、FIセッティングはレーサー等に行われるものではないのですか?」
と、質問されることが良くあります。
ですが、実はレーサーより
街乗りライダーやツーリングライダー
にこそ恩恵を受ける事が多いです。
というのも、知らない場所をいきなり走る事も多いですし、
低回転からのアクセレーションに関してはレーサーなどより多用する事になるからです。
実際にECUセッティングを行った方の多くが
「早くなった!」という表現より「乗りやすくなった!」
と言われるのは楽にアクセルを開ける事が可能になるからです。
ぜひあなたの「オリジナルMAP」を制作するために
現車でのECUセッティングをおすすめしています。